2021年2月のブログ記事
2021年2月23日 カテゴリー:医学情報
北名古屋市にある みやもと耳鼻咽喉科の宮本です。
とうとうスギ花粉の本格飛散がやってきました。
先週くらいからスギ花粉症の患者さんが、少しずつ多くなってきていました。
しかし、今年はまだ発症していなかった方も、さらに週末の暖かい晴天により、
突然発症・悪化されたのではないでしょうか。
2月22日に突然患者さんの数が増加したために、
午後の受付を途中で止めざるをえませんでした。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。
中耳炎などの急性疾患で通院中で、お薬が切れてしまう場合は、その旨お伝えください。
下図赤が今年愛知県環境調査センター(名古屋市北区)で観測された花粉の量です。
過去2年より早く飛び始めているようです。
Q1.さて、毎年花粉飛散予想がいろいろなところから発表されていますが、
皆さんは花粉飛散予想がどのような条件で決まるかご存知ですか?
A1.前年の夏の気候で決まります。
気温が高いか低いか
日照時間が多いか少ないか
雨の多いか少ないか
スギ花粉は、もちろんスギの雄花から飛散します。6月前半から成長が始まります。昨年の6月前半はその前年より日照時間が長く、かなりの雄花が成長を始めました。そのため、全国のスギ雄花は前年より多く育っています。しかし7月の気温が低く、日照時間が少なかったために成長できなくなった雄花もあったようです。このために2020年春より花粉は多くなりますが、例年よりは少ないでしょう。(参照:NPO花粉情報協会)
Q2.昨年(前年)はわかると思いますが、それでは「例年」とはいつでしょう?
A2.その年の「過去10年」が「例年」となります。
つまり2021年の例年比は、2011〜2020年の平均花粉飛散量との比較になります。
今年の予想は
昨年比 例年比
愛知 262% 82%
全国 117% 80% (参照:ウェザーニューズ)
愛知県は、非常に少なかった昨年より2.6倍多く、10年の平均比80%となります。
あくまでもこれは飛散前までのスギの雄花の花粉備蓄であり、
もう一つの条件として、1月から4月までの気候があり、最終的に飛散量が決まります。
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北名古屋市にある みやもと耳鼻咽喉科の宮本です。
地域の皆さんに信頼される「みみ・はな・のどのかかりつけ医」を目指して
15年前の2月2日に開院いたしました。
当院はおかげさまで開院15周年を無事迎えることができました。
ありがとうございました。
2月1日を研修日とし、2月2日に新しいシステムが稼働することになりました。
期せずして同じ日となり、
新しい「みやもと耳鼻咽喉科」にリニューアルしての第二の開業日と思っています。
一昨年の時点で、数年以内に使用している電子カルテの入れ替えをしなければならない状況となり、電子カルテの選定に入っていました。
選定に際して、開院以来15年分の患者さんの情報を、滞りなく・漏れなく移行することを第一条件としました。その上で、耳鼻咽喉科で使用しやすい機種を選ばなければなりませんでした。
開院時の導入は、白紙からのスタートである意味簡単です。
しかし、既存のデータがあるため入れ替えはかなりハードルが高く、責任を持って対処してくれる電子カルテメーカーさんは少数でした。その中で、信頼できる満足できるご縁がありました。
そして、入れ替えの苦労を乗り越えると、そこには新しい可能性が広がっていました。
稼働の時期は少し遅れます(2月中旬)が、以前の電子カルテではできなかった
自動精算機の連動が可能になりました。
このwithコロナの時代においては、感染予防の点で一助になると思っています。
電子カルテの入れ替えをきっかけにして、
院内の設備をかなりアップデートいたしました。
①昨年末よりウェブ問診の導入。
②電子カルテの入れ替え
③自動精算機の導入
④レントゲン機器の入れ替え
スタッフ一同一生懸命に研修を行い、極力ご迷惑をおかけしないように万全を期していますが、それでもご不便をおかけすることがあるかもしれません。
新しいシステムに慣れるまで温かい目で見守っていただけると幸いです。
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